ラグビーワールドカップ2023フランス大会 大変盛り上がっていますね。
フランスと日本の時差は7時間。
フランスが0時の時に、日本は朝7時です。
時差があるにもかかわらず、日本でもとっても盛り上がっています。
2015年、2019年同様、日本は強い国を相手に勝ってくれるのではないかと期待が高まっているのは事実でしょう。
ワールドカップに出場する「強い国」とはどの国のことをいうのでしょうか。
日本は「強い国」に入るの?
この記事では、強い国とはどこなのか、日本は強い国なのか、詳しくご紹介します。
最後までゆっくりお読みくださいね。
ラグビーの強い国はどこ?
「強い国」を表すひとつの基準は、世界ランキングですね。
世界ランキングはラグビーの国際競技連盟である「ワールドラグビー」が毎週月曜日に発表します。
試合結果などいくつかの項目をポイント換算して計算しています。
2023年9月18日現在のトップ10をご紹介しましょう。
1位 アイルランド
2位 南アフリカ
3位 フランス
4位 ニュージーランド
5位 スコットランド
6位 イングランド
7位 ウェールズ
8位 フィジー
9位 オーストラリア
10位 アルゼンチン(引用:WORLD RUGBY)
ちなみに日本は14位。
ワールドラグビーに加盟している109か国のうち、14位ですので、上位にランキングされていると言っていいでしょう。
それでは、強い国にはどのような実績があり、どのような特徴があるのか、代表的な国をご紹介しましょう。
ラグビーの強い国:アイルランド
アイルランドは、世界ランク一位。
トレードマークは緑色のジャージ。
エンブレムは三つ葉のクローバーです。
ヨーロッパの伝統的な大会である、「シックス・ネイションズ」で、15回優勝しています。
2015年大会の時には、世界ランキングは2位、2019年大会の時には世界ランキング1位でワールドカップの臨みました。
どんな状況でも諦めない、粘り強いラグビーが特徴です。
世界ランキングは1位のアイルランドですが、ワールドカップではベスト4に進出したことはありません。
試合に勝つ回数が多いからこそランキングが1位のはずですが、四年に一度のワールドカップでは上位に入っていない現実があります。
意外ですね。
2023年大会では、悲願のベスト 4入りを狙っています。
ラグビーの強い国:南アフリカ
南アフリカは、世界ランク二位。
ラグビーワールドカップ2019日本大会で優勝した強豪国です。
ワールドカップでは、なんと優勝回数3回。
「ラグビーの強い国」の筆頭としてあげられますね。
試合を観ていて、特に目立つのは、スクラムハーフのファフ・デクラーク選手。
どんな場面にも必ず映っているといっても過言ではない選手です。
金髪で小柄な体ですが、体格の大きな選手に果敢にタックルしたり、選手たちが密集しているところから素早くパスを出したりと、毎試合、とにかく活躍しています。
2022年には、横浜キャノンイーグルスと契約し、日本でもプレイしています。
チームの特徴を一言でいうと、パワフル。
スクラムもガチっと強固で崩すことは容易ではありません。
相手チームにとって、ゴールライン前のモールやスクラムには脅威ですね。
ラグビーの強い国:フランス
フランスは、世界ランク三位。
ラグビーワールドカップ2023の開催国です。
エンブレムは雄鶏。
2019年の日本大会がそうであったように、自国開催のメリットはとても大きいものがあります。
慣れた環境で十分に調整ができることと、観客の声援を味方につけることができるのは選手にとって重要ですね。
ワールドカップでの成績は準優勝が最高位。
自国開催で、なんとしても優勝したいところですね。
チームの特徴としては、ランとパスでボールを繋いでトライを狙うのが得意のチームです。
ラグビーの強い国:ニュージーランド
ニュージーランドは、世界ランク4位。
「オールブラックス」として知られていますね。
その名のとおり、ユニフォーム、靴下、靴、すべて黒色に統一されています。
エンブレムは銀色のシダの葉。
試合前に「ハカ」という、先住民マオリ族の踊りが披露されます。
これは、相手を威嚇し、自分たちを鼓舞する意味がありますが、「ハカ」を見るとこちら側も元気をもらえるような気がしてしまうのは私だけでしょうか。
ラグビーが国技のニュージーランドは、ワールドカップで3回優勝しています。
有名な選手は、バレット三兄弟ですね。
長兄のボーデン・バレット選手(スタンドオフSO)
次兄はスコット・バレット選手(ロックLO)
末っ子はジョーディ・バレット選手(センター CTB)
そして、ベテランのスクラムハーフ、アーロン・スミス選手。
絶対王者のイメージが強いニュージーランドですが、南アフリカのような国が台頭してきて、強豪国の争いも熾烈になってきていますね。
ラグビーの強い国:スコットランド
スコットランドは、世界ランク5位。
エンブレムはアザミ。
ワールドカップでの最高位4位。
2019年の日本大会では、プール戦で敗退。
つまり、ベスト8には進出できませんでした。
攻撃型のラグビーが特徴です。
ラグビーの強い国:イングランド
イングランドは、世界ランク6位。
ラグビー発祥の地ですね。
ラグビーはもともとは、サッカーと同じルーツをもっている、「フットボール」だったのですが、ラグビー校のウィリアム・ウェッブ・エリス少年がボールを持って走ったことでラグビーというスポーツが誕生したと言われています。
「ここか、始まった」がわかっているスポーツはそれほど多くないと言われていますが、ラグビーはその起源がわかる数すくないスポーツなのですね。
ちなみに、ワールドカップの優勝国に手渡されるカップは、この少年にちなんで、「ウェブ・エリス・カップ」と呼ばれます。
北半球の国で唯一、ワールドカップで優勝したことがある国です。
有名な選手は、スタンドオフ(SO)のオーウェン・ファレル選手です。
ラグビーワールドカップ2019では準優勝、2023年大会では2003年以来の優勝を狙います。
チームの特徴はキックを多用することですね。
キックを使うことで敵陣に切り込みそこでプレイするスタイルを得意としています。
ラグビーの強い国:日本
日本は、世界ランク14位。
2015年大会で、優勝候補の南アフリカを倒したことで、日本国内でのラグビー人気に火がつきました。
続く2019年大会は日本での開催でした。
ここでも、世界ランキング1位のアイルランドを倒し、悲願のベスト8進出を果たしました。
自分より強い相手に果敢に向かい、世界を驚かす結果を残している日本を応援するファンは世界中に増えています。
2023年のフランス大会でも、日本のジャージを着て、日本を応援する外国の方がたくさんいましたね。
「にっぽん!」チャチャチャ!
の掛け声がテレビ越しに聞こえたときにはとっても感動しました。
日本国内でももちろんラグビー人気は高まっていますが、野球やサッカーほどではないのも現実です。
完全プロ化をめざした時期もありましたが、まだ、実現していません。
ラグビーというスポーツがもっともっと広がって、ラグビー選手をめざす子どもたちが増え、その子どもたちが力をつけることができる環境が整うことを応援していきたいと思います。
ラグビーの強い国のまとめ
まとめです。
ラグビーが強い国として有名なのは、
・アイルランド
・南アフリカ
・フランス
・ニュージーランド
・イングランド
・スコットランド
最後までお読みいただきありがとうございました。
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