one for all,all for one の似た言葉は?誰が言った言葉なの?平尾誠二がいう意味とは?由来は?

one for all,all for one
これは、ラグビー精神を表す言葉として、とても有名ですね。

いつの時代から使われているのでしょうか。
誰が言った言葉なのでしょうか。

今回はこの「one for all,all for one」の似た言葉、意味や由来について詳しくご紹介します。

最後までゆっくりお読みくださいね。

one for all, all for oneに似た言葉は?

日本に、「one for all, all for one」に似た言葉があります。

石田三成が旗印としていた、大一大万大吉(だいいちだいまんだいきち)です。

意味は、

ひとりが万人のために、万人がひとりのために尽くせば、天下の人々は幸せ(吉)になれる
というものです。

石田三成はこの旗印のもと、関ヶ原の戦いに挑んだと伝わっています。
関ヶ原の戦いは1600年ですので、「三銃士」より200年も前です。

そのようなことから考えると、この「one for all, all for one」という精神は、複数の人々が、ひとつの大きな目標に向かうときに辿り着く境地なのかもしれません。

ラグビー精神として、日本で広く浸透している「one for all, all for one」
最初に、誰がどのようにして、この言葉を用いたのかはっきりとしていませんが、15人が自分の役割を全うし、トライをとり勝利するために何が必要かを考えた時に、辿り着いた境地がここに先にあり、そのあとにこのフレーズに辿り着いた、と考えてもいいのかもしれません。

one for all, all for one は誰が言った言葉?その由来は?

「one for all, all for one」の由来のひとつは、フランスの小説にありました。
1844年のアレクサンドル・デュマ著 「三銃士」

それは、主人公のダルタニャンと三銃士が叫ぶ誓いの言葉
one for all, all for one」で
ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために
と訳されました。

「one for all, all for one」という言葉は実は、「三銃士」より前の1618年、第二次プラハ窓外放出事件(だいにじプラハそうがいほうしゅつじけん)の際に読み上げられた言葉でもあるのです。

「one for all, all for one」という言葉は、ラグビーの精神を表すために誕生した言葉ではなかったのですね。

そして、さらにいうと、「one for all, all for one」という言葉がラグビー精神を表しているのは日本だけなのです。

この言葉が日本で受け入れられた理由は、保険業界が関係しているのではないかと私は考えています。

「三銃士」より少しあと、四半世紀経った頃、ひとりの保険学者が世の中に誕生します。
ドイツの保険学者 アルフレート・マーネス(1877-1963年)です。
マーネスは自身が著した「保険論」の中で保険の考え方について次のように話しています。

一人は万人のために、万人は一人のために

これは、生命保険や損害保険は相互扶助という考え方に基づいていることを意味していますね。
相互扶助とは、
私が収めた保険料が他の誰かの役にたち、他の誰かが収めた保険料に私が助けられる
ということです。

日本人は人口の62%が生命保険に加入しているといわれています。
一人は万人のために、万人は一人のために

という訳が日本人の間に浸透したのは、生命保険の役割が日本人に深く理解されていることと関係があるのかもしれない、と私は推測しました。

その考え方が、ラグビーの精神や、ラグビーというスポーツの特徴と結びついたのかもしれません。

one for all,all for one  平尾誠二が言う本当の意味とは?

one for all, all for one

ひとりはみんなのために みんなはひとりのために

ラグビー精神を表現する言葉として、そう訳されることが多いこの言葉ですが、ラグビー元全日本監督の平尾誠二さんの解釈は少し違います。

平尾誠二さんの解釈は次のようなものです。

一人はみんなのために、みんなはひとつの勝利のために

平尾誠二さんは次のように語っています。

どんなに優秀な選手でも、1人でできることには、限界がある。チームになれば1+1=2ではなく、3にも5にもなる。これがチームプレイの素晴らしさ。しかしそのためには、一人ひとりが自立して大人であることが必要。一人一人がきちんと勝利に向かって自分の足で立っていること、チームの一員としてメンバーに甘えたりしない。大人の集団であることが必須。

15人でプレイをするラグビーは15人がそれぞれ別々のポジションを受け持っています。
ひとつのトライを取るためには、15人全員が自分の役割を全うすることが求められるのです。

なるほど。
これは納得ですね。
ワールドカップ2019日本大会では、「one team」を掲げ、まさにチーム一丸となって、ベスト8という偉業を成し遂げました。
その影響は、日本中の企業や学校やサークルなどに及び、人が集まるところでは、みんなが「one team」と声をあげていましたね。

ひとりはみんなのために、みんなはひとつの成功のために

ひとりはみんなのために、みんなはひとつの目標のために

ひとりはみんなのために、みんなはひとつのゴールのために

ひとりひとりが自分の役割を果たし、みんなでそのチームの目指すものを手にする、ということです。

もはや、「one for all, all for one」はラグビーだけに留まらず、日本全体で共有されている意識といってもいいのではないでしょうか。

これほどまでに有名な言葉ですが、このラグビー精神は日本特有ものだというのは、なんとも意外ですね

ラグビー発祥のイングランドも、ALL BLACKSが有名なニュージーランドも、「one for all, all for one」を掲げていないのです。

これは意外な事実でした。
世界中のラガーマンがこの言葉を胸にプレイをしているとばかり思っていたのですが、そのような事実はありませんでした。

one for all, all for one 平尾誠二がいう意味、由来、似た言葉のまとめ

まとめです。

・one for all, all for one 平尾誠二がいう意味は、「ひとりはみんなのために、みんなはひとつの勝利のために
・one for all, all for oneの由来はフランスの小説「三銃士」アレクサンドル・デュマ著
・one for all, all for oneに似た言葉は、石田三成の旗印「大一大万大吉(だいいちだいまんだいきち)」

最後までお読みいただきありがとうございました。

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