スタンドオフの日本代表歴代選手はだれ?フライハーフとの違いは?役割や体格も紹介!

ラグビーのポジションのひとつ、スタンドオフ。

ポジションによりその役割が大きく違うラグビーにおいて、スタンドオフは試合をコントロールする役割を担っています。

重要な役割のポジションなのですね。

この記事では、フライハーフとの違い、スタンドオフの役割や体格、有名選手についてご紹介します。

どうぞ最後までお読みくださいね。

スタンドオフの日本代表歴代選手はだれ?

スタンドオフの選手はキッカー務めることも多く、また、攻撃の起点となることから、試合を観ていると解説者に名前を呼ばれる機会も多くあります。

日本代表の歴代選手をご紹介しましょう。

松田力也
出身地:京都府京都市
出身高校:伏見工業高校
出身大学:帝京大学
ラグビーワールドカップ2019、2023に日本代表として出場。
2023年大会ではすべての試合でスタメンとして出場し、キック成功率は93%!
ワールドカップ前のテストマッチではキックをなかなか決めることができませんでしたが、一か月足らずで見事に修正してきました。
修正力の高さと気持ちの強さを持つ日本の頼れるスタンドオフです。

田村優
出身地:愛知県岡崎市
出身高校:國學院栃木高校
出身大学:明治大学
ラグビーワールドカップ2015、2019に日本代表として出場。
2019年大会ではキッカーとして安定したキックをしました。

李承信
出身地:兵庫県
出身高校:大阪朝鮮高校
出身大学:帝京大学中退
ラグビーワールドカップ2023に日本代表として出場。
リザーブとして出場したのは1試合。
松田力也が絶好調だったので、李選手の出番がなかったのかもしれません。
2023年現在22歳の李承信選手は次回のワールドカップでは主力選手になることは間違いないでしょう。

スタンドオフとフライハーフの違いは?

スタンドオフとフライハーフは同じものです。

日本ではスタンドオフ(表記はSO)と呼びますが、国際的にはフライハーフ(FH)と呼ばれています。
ラグビーワールドカップ2023フランス大会でも表記はフライハーフ(FH)となっていますね。

そもそもスタンドオフの由来はどのようなものなのでしょうか。

ラグビーのフォーメーションのちょうど中央あたりに位置するのが、スクラムハーフ(背番号9)とスタンドオフ(背番号10)のハーフバックと呼ばれる2つのポジションです。

スクラムハーフはスクラムと連携するハーフバックという意味で、スタンドオフはスクラムから離れて(off)立つ(stand)という意味があり、その名称の由来となっています。

なるほど、わかりやすい名称ですね。

その後、英国がスタンドオフのことをフライハーフと呼び始めたことから国際的にフライハーフ(FH)が一般的となりました。
スタンドオフの名称を使用しているのは、日本を含めごく一部の国だけなんです。

ラグビー発祥の地である英国の選択が国際的に影響力を持っていることを意味していますね。

ちなみに、フライハーフ(FH)という名称は、ボールを蹴って飛ばす(fly)ハーフバックスという意味があります。

スタンドオフの役割はなに?

スタンドオフは試合をコントロールする司令塔の役割があります。

スクラムやラック、モールなどの密集から、スクラムハーフが出すボールを最初に受け取るのがスタンドオフで、パスしたり、キックしたり、自ら走ったり、と、そこから攻撃が始まります。
つまり、攻撃の展開を作っていく役割を担っているのです。
チームに声をかけ指示を出している姿をよくみますね。
これが、司令塔と言われる所以ですね。

受け取ったボールをどうさばくのかは、試合がいまどのような局面にあるのか、相手チームの選手がどこにいるのかなどを瞬時に判断することが必要になります。

また、キックが上手な選手が担うことが多いポジションであることから、トライを決めたあとのコンバージョンキックや、相手チームのペナルティ後に得られるペナルティキックのキッカーを務めることも多いのが特徴です。

キックは得点に直結しているので、とてもプレッシャーのかかる場面なんです。
角度が悪いとなおさらですね。

センターやウイングの選手は長い距離を走る持久力が必要ですが、スタンドオフの選手は、攻撃の流れをかえるためのランをすることもあるため、短い距離でトップスピードを出せる瞬発力が求められています。

試合に勝つために今なにをすべきか、どんな変化を起こすべきか、それを考え、チームに伝える実行力も必要になるのですね。

スタンドオフの体格や性格に特徴はある?

バックスの選手なので、フォワードのような大きな体ではなく、比較的スリムな体格の選手が多いですね。
とはいえ、体の大きなフォワードの選手にタックルする機会も多くあるため、当たり負けしないフィジカルの強さが必要です。

試合をコントロールする司令塔としては、試合に勝つためには、今、何が必要か、どんな攻撃をしたらいいのか、そのためにはチームメイトにどのように動いてもらうのがいいのか、ということを瞬時に判断するための、頭の回転の速さが必要です。

負けている場面では動揺してしまうこともあるかもしれませんが、どのような時でも的確な判断ができる冷静さも必要です。
そして、試合の経験も必要ですね。
経験やデータの蓄積は、的確な判断の下すために必要な要素だといえるでしょう。

【ラグビー】スタンドオフとフライハーフの違い、役割、体格、有名選手についてのまとめ

まとめです。

・スタンドオフとフライハーフは同じポジションの別名。国際的にはフライハーフが使われる
・スタンドオフの役割は試合をコントロールする司令塔
・スタンドオフの体格は比較的スリムだが、フォワードにタックルするフィジカルの強さも必要
・スタンドオフは冷静さと判断力の高さが必要
・スタンドオフの有名選手は松田力也、田村優、李承信、

司令塔として試合をコントロールするハーフバックスのスクラムハーフについてはこちらの記事でくわしくご紹介しています。
合わせてお読みくださいね。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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