ラグビーワールドカップ2015で大活躍をし、日本中から注目された五郎丸さん。
2021年にラグビー選手としての現役を引退しました。
ラグビー選手として活躍した人は、引退後にコーチになって後進の指導にあたる人が多いですが、五郎丸さんは現在どのような活動をしているのでしょうか。
詳しくご紹介しましょう。
五郎丸(ごろうまる)の現在は?引退後に静岡ブルーレヴズ所属?
五郎丸さんは2021年のシーズンをもってラグビー選手としての現役を引退しました。
引退後は、静岡ブルーレヴズ株式会社でクラブ・リレーションズ・オフィサー(CRO)として広報活動に携わっていて、ゆくゆくは経営者として会社に貢献したいと考えています。
その決断に至るまでの経緯と背景、静岡ブルーレヴズがどのような会社なのかについて詳しくみていきましょう。
五郎丸(ごろうまる)の現在は?静岡ブルーレヴズ株式会社誕生の背景とは?
ラグビー選手として活躍した人は、コーチや指導者など後進の指導にあたることが多いですが、五郎丸さんも現役を引退することを考えた時、引退後はコーチになろうかと考えていました。
そのことをヤマハ発動機の清宮前監督に相談すると
「お前しかできない世界を作るのが、お前の仕事だ」
と諭され、コーチの道は絶たれました。
五郎丸さんにしかできないこととは、何を意味しているのでしょうか。
選手時代の五郎丸さんの功績にそのヒントが隠されています。
・ワールドカップで58得点をあげている(歴代一位)
・トップリーグで1254得点をあげている(歴代一位)
・ラグビーワールドカップ2015日本大会で58得点(一大会での獲得した得点数 歴代一位)
・ラグビーワールドカップ2015日本大会で「五郎丸ポーズ」が有名になり、その年の流行語大賞トップ10に選ばれ、日本国民に広く知られる存在となった。
その五郎丸さんにしかできないこと、五郎丸さんだからできること、それが「静岡ブルーレヴズ株式会社」でのクラブ・リレーションズ・オフィサー(CRO)としての活動です。
静岡ブルーレヴズ株式会社は2021年6月22日に設立されました。
それは、日本のラグビー界がまさに変革しようとしていた時期でもあります。
それまで日本のラグビー界は「ジャパンラグビートップリーグ」というリーグでしたが、2022年1月から「NTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONE」という新しいリーグが立ち上がることになったのです。
これはどういうことなのか、簡単に言うと。
構想の時点では「完全プロ化」を目指したリーグでしたが、調整をしていく中で企業側との折り合いがつかず、「完全プロ化」は断念せざるを得ない状況となりました。
ラグビーチームを運営していくことは、企業にとって簡単なことではありませんが、ラグビーチームが企業にもたらす利益があるのも事実で、その企業からチームを切り離すということは難しい現実がありました。
そのためには、試合にたくさんの観客にきてもらう必要があります。
静岡ブルーレヴズ株式会社が運営する、日本初のプロラグビークラブです。
五郎丸(ごろうまる)は静岡ブルーレヴズ株式会社でなにしてる?
静岡ブルーレヴズ株式会社の所在地は、静岡県磐田市で、ヤマハ発動機が100%出資する子会社です。
五郎丸さんは2021年7月1日に静岡ブルーレヴズ株式会社に入社し、クラブ・リレーションズ・オフィサー(CRO)として働いています。
ちなみにクラブ・リレーションズ・オフィサーの意味は以下の通りです。
スポンサー・パートナー・サポーター・行政機関などのステークホルダー(利害関係者)とクラブを繋ぐ役職
(引用:Wikipedia)
クラブ・リレーションズ・オフィサーという役職はもともとは、サッカーJ1の鹿島アントラーズが中田浩二氏につけた役職だそう。
今回の五郎丸さんの就任にあたって、静岡ブルーレヴズ株式会社の新社長 山谷氏が、その使用許可を鹿島アントラーズにとり、五郎丸さんがその役職を担うことになった、といういきさつがあります。
五郎丸さんが会社の中で具体的に携わっている業務は、
・CROとして、スポンサー獲得のための営業活動
・チケットの企画・販売・売上管理
・メディア出演(静岡ブルーレヴズ株式会社が五郎丸さんのマネージメントをしています)
五郎丸さんのクラブ・リレーションズ・オフィサーとしての活動とは?
企業に山谷社長と出向いた際も、スポンサーになってもらうための話を絶妙なタイミングでするという五郎丸さんは、その熱意も相手にしっかりと伝える事ができる、と社長から高評価を得ています。
有名人である五郎丸さんは、その存在だけでもインパクトがありますが、「ラグビーをメジャーなスポーツにしたい」という強い思いを持っています。
身をもって相手に伝えることができるのは、五郎丸さんをおいて他にはいないですね。
五郎丸さんが携わるチケット企画・販売・売上管理とはどんな仕事?
ラグビーのチケットはだいたい3000円が相場ですが、付加価値をつけたチケット企画に取組んでいます。
幻のチケット「Revs 2days Premiun」は即日完売しました。
宿泊とラグビー観戦をセットにしたその商品内容は
・静岡の有名ホテル「葛城北の丸」宿泊
・ロイヤルシートでのラグビー観戦
・静岡県産の特別ディナー
・着物を着て写真撮影
・トークショー開催
一泊二日で65000円からという価格だったにも関わらず、即日完売するなんてスゴイですよね。
フランスのチームに所属していた時に、富裕層向けのチケットが売れていたことに衝撃を受けたという五郎丸さんはこのチケットの販売に成功しましたが、コロナの感染状況により試合は中止となってしまいました。
五郎丸さんはチケットの企画・営業はもちろん、チケットの販売状況や払い戻しなどの管理、実務にも携わっています。
これらの経験はすべて、いずれ管理職や経営者になるために必要な要素ですね。
五郎丸さんがメディア出演活動とはどんなもの?
五郎丸さんは、ラグビーをもっとメジャーなスポーツにするためにメディアに出演、タレントとしての顔も持っています。
もともと別のマネージメント会社と契約していた五郎丸さんですが、静岡ブルーレヴズ株式会社に入社すると同時に、マネージメントは静岡ブルーレヴズ株式会社が担当することになりました。
ラグビー普及のために、メディアを通して活動したり、講演などをしていた五郎丸さんの活動を今後、会社が支えていくことになります。
ラグビーワールドカップ2023では、「ラグビー日本代表応援サポーター」としてテレビなどに多数出演している五郎丸さんですが、そのタレント活動によって、会社に利益をもたらしている、という側面もあるのですね。
五郎丸(ごろうまる)が今、やっていることは?
静岡ブルーレヴズ株式会社でのCROの他に、アンバサダー(親善大使)としての活動もしています。
それらをご紹介しましょう。
・アサヒスーパードライ・ラグビーアンバサダー
2023年12月までの任期で、ワールドカップフランス大会開催にむけたムード作り、ファンの獲得、ラグビー教室の開催が主な役割です。
・日本財団のスポーツ貢献事業
日本財団が主催する「HERO’s」というアスリートによる社会貢献事業に参画。
さまざまな分野のアスリートと連携しながら社会貢献活動に参加。
東日本大震災の被災地、福島での講演や親善試合を行っています。
・SAGAスポーツピラミッド(SSP)構想
佐賀県での選手の育成やスポーツの普及に携わります。
高校時代を佐賀県で過ごした五郎丸さんは、その恩返しの意味も込めて、日本を代表するようなスポーツ選手を輩出できるよう尽力したいと語っています。
五郎丸(ごろうまる)の現在、静岡ブルーレヴズ株式会社でしてること、その他にしてること、についてのまとめ
まとめです。
・五郎丸さんは現在、静岡ブルーレヴズ株式会社でクラブ・リレーションズ・オフィサーとして働いています
・アンバサダーとして、アサヒビール、日本財団、SSP構想に関わっています。
合わせて読んでみてくださいね。
その由来や意味について驚きの事実をこちらの記事でご紹介しています。
合わせてお読みくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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