ラグビーワールドカップ2023フランス大会では、初のベスト4入りが期待されているラグビー日本代表。
李承信(り・すんしん)選手が代表に選出されました。
ブレイブ・ブロッサムズの一員として桜のジャージを着た李承信選手が活躍する姿が楽しみですね。
この記事では、家族、国籍、経歴、ラグビー部退部理由、神戸製鋼、彼女について、どこよりもわかりやすくお伝えします。
最後までじっくりとお読みくださいね。
李承信(リ・スンシン)の家族は?父、母、兄弟について知りたい!
李承信選手の家族構成は、父、母、長兄、次兄、李選手の5人です。
ご家族を詳しくご紹介しましょう。
李承信(り・すんしん)の父はラグビー経験者?母もラグビー経験者ってホント?
李承信選手のお父さんとお母さんについて詳しくご紹介しましょう。
父親:李東慶(リ・トンギョン)
ラグビー経験者。神戸朝鮮高校、朝鮮大学ラグビー部OB。学生時代はプロップとして活躍していました。
現在は、建設関係の会社を経営しておられます。
ちなみに、プロップというのは、スクラムの一番前の両端に位置する選手で、チームの中でも一番体が大きく重量級の選手ですね。
母親:金永福(キム・ヨンボク)
ラグビークラブのマネージャーをしていた経験もあるお母さんは、ラグビーにとても詳しく、また、情熱を持っていました。
息子たちに「練習しなさい」というのは、いつもお母さんの役割。
そして、いつも誰よりも応援してくれるのがまた、お母さんでした。
「ワールドカップに出て欲しい」
というのがお母さんの夢。
一番近くで応援してくれていたお母さんでしたが、李承信選手が小学6年生の時に、44歳の若さで乳がんにより亡くなりました。
李承信選手はどれほど悲しかったことでしょう。
どれほど辛かったことでしょう。
私には想像することもできません。
実は、お母さんの存在が、この後の李承信選手を支えていくことになるのですが、それは次章以降でお話しますね。
李承信(リ・スンシン)の兄弟もラグビー部だった?!
李承信選手の二人のお兄さんもまたラグビー経験者です。
ポジションや現在のことについてご紹介しますね。
長兄:李承記(リ・スンギ)
李承信選手より4歳年上の李承記さん。
承記さんもまたラガーマンでした。
大阪朝鮮高校在学中に全国大会に出場しました。
法政大学でのポジションはプロップだったので、お父さん同様、とても体が大きかったのですね。
現在もどこかのラグビーチームに所属し選手として活躍しているのか、それとも、ラグビーはやめて会社員として働いているのか、詳しいことは公表されていませんでした。
次兄:李承爀(リ・スンヒョ)
李承信選手より2歳年上の李承爀さんもラガーマンです。
ポジションはフッカー。
大阪朝鮮高校在籍中に全国大会に出場しました。
フッカーというのは、スクラムの最前列の真ん中に位置して、スクラムハーフ(SH)がスクラム内に入れたボールを後方に押し出す重要な役割を担っています。
プロップ同様フォワードのポジションですが、比較的体は小さめです。
帝京大学ラグビーでもフッカーとして活躍。
現在は、三重ホンダヒートに所属、フッカーとして活躍しています。
李承信(り・すんしん)の国籍はどこ?
李承信選手は在日韓国人3世です。
「在日韓国人」というのは、日本に在留する韓国籍の外国人という意味です。
この状況は、在日コリアンのコミュニティの中で育ってきた李承信選手が日本代表を目指すにあたって、どのようなものだったのでしょうか?
「日本代表選手」と聞いてイメージするのは次のような選手ではないですか?
・生まれも育ちも日本
・生まれも育ちも外国だが現在は帰化している
・見た目はハーフだが氏名は日本名
李承信選手はそのどれにも当てはまりません。
李承信選手が日本代表を目指すにあたって、実際に、厳しい意見があったと言います。
「韓国籍なのに日本代表ってどうなのか」
日本と韓国の間には、いまだにセンシティブな問題があります。
しかし、そういう状況に影響できるのがスポーツなのかもしれません。
お父さんはそういう思いで、李承信選手のことを応援してきました。
李承信選手もまた、ラグビー選手として育ててくれた日本に恩返しがしたいという思いで日本代表を目指していたのです。
そしてお母さんの夢を叶えるためにも。
李承信選手が目指す日本代表。その代表資格とは?
それでは、日本代表の資格とはどのようなものなのか見てみましょう。
・日本で出生している、または、
・両親、祖父母の1人が日本で出生している、または、
・プレーする時点の直前の60ヶ月継続して日本を居住地としていた、または、
・プレーする時点までに、通算10年間、日本に滞在していた(引用:Wikipedia)
今回の日本代表も外国の名前の選手が多数含まれていて、それについての意見は色々あるようです。
日本代表なのに日本人が少ない など
しかし、日本人はその見た目から、欧米人選手がとりわけ目立ってしまうだけで、海外チームでも自国以外の選手が多数代表に選ばれているんですよね。
李承信(リ・スンシン)の経歴は?高校、大学はどこ?
李承信選手の経歴をご紹介しましょう。
生年月日:2001年1月13日
出身地:兵庫県神戸市
身長:176センチ
体重:88キロ
出身高校:大阪朝鮮高校
出身大学:帝京大学
ポジション:スタンドオフ(SO)(引用:Wikipedia)
李承信選手は4歳からラグビーを始めました。
通っていたラグビースクールでは兵庫県選抜のキャプテンとして、ジュニア大会で全国優勝も果たしています。
さらに、大阪朝鮮高校時代には、高校日本代表選手にも選ばれるほどの実力者でした。
日本代表の夢へと一歩一歩近づいていく李承信選手。
次に、大学時代の活躍をご紹介しましょう。
李承信(り・すんしん)の大学ラグビー部、退部理由とは?
2019年帝京大学に進み、ラグビー部へ入部しました。
しかし、翌年の2020年には、帝京大学を中退、ラグビー部を退部してしまいます。
なにがあったのでしょうか?
理由は、ニュージーランドへの留学です。
レベルの高い環境でのプレーすること、それがニュージーランドを選んだ理由のようです。
ニュージーランドといえば、ラグビー強豪国のひとつですね。
ニュージーランド代表「ALL BLACKS」(オールブラックス)は日本にも多くのファンがいます。
夢を胸に抱き、留学準備をしていた李承信選手でしたが、世の中は新型コロナウィルスが蔓延していた時期で、ニュージーランド渡航の夢は断たれてしまいます。
それから9か月間はどこにも所属できず、ひたすら自主練をしていました。
どれだけ心細かったでしょう。
学生時代に大活躍をし、日本代表まであと少し!という、夢の舞台が見えてきたその時に、その道が絶たれてしまったのですから、その絶望感は私には想像することが全くできません。
そのあと、どのように道が繋がっていくのか、次の章でご紹介しますね。
李承信(リ・スンシン)は神戸製鋼所属!日本代表にも選出!
李承信選手に手を差し伸べたのが、神戸製鋼コベルコスティーラーズ(現:コベルコ神戸スティーラーズ)だったのです。
2022年7月には、コベルコ神戸スティーラーズの副将に就任します。
大学にいれば、4年生の李承信選手ですが、コベルコ神戸スティーラーズに所属したことで、日本代表への道を引き寄せたことになりますね。
そして、ラグビーワールドカップ2023フランス大会にスタンドオフとして日本代表に選出されました。
お母さんとの夢が叶った瞬間ですね。
李承信選手は辛い状況にある時、お母さんのことを思い出すそうです。
どんなに辛いことでも、お母さんの闘病以上のものはない、と。
そして、ラグビーに打ち込むことが、お父さんや親せきや李承信選手を支えてくれた人への恩返しになると、その一心でここまできたのです。
ワールドカップでは、思いっきりプレイしてもらいたいですね。
李承信(り・すんしん)はイケメンだけど、彼女はいる?
李承信選手に彼女がいるという情報はありませんでした。
もしかしたら、大切な彼女がいるのかもしれませんし、今は、ラグビーに打ち込むときと決めているのかもしれません。
イケメンな李承信選手ですから、ファンはたくさんいると思いますが。
特定のお相手の情報がありましたら、こちらのブログで紹介していきますね。
李承信(リ・スンシン)の家族、国籍、経歴、退部理由、所属チーム、彼女についてのまとめ
まとめです。
・李承信選手は、父、母、長兄、次兄、李承信選手の5人家族
・李承信選手は、在日韓国人3世
・李承信選手は大阪朝鮮高校出身
・李承信選手は帝京大学ラグビー部を退部。理由はニュージーランド留学のため。
・しかし、コロナ禍により断念し、コベルコ神戸スティーラーズに所属
・ラグビーワールドカップ2023フランス大会 日本代表にスタンドオフとして選出
・李承信選手に彼女がいる情報はありませんでした
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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